10月末から今週まで3連チャンで行政視察に行っておりました。
1:10月25日〜29日:オーストラリア トゥーンバ市(姉妹都市視察)
2:11月1日〜2日:新潟県糸魚川市、長岡市(総務消防委員会視察)
3:11月6日〜7日:熊本県熊本市、広島県呉市(国保運営協議会視察)
なかなかの過密スケジュールで身体はつらかったですが、充実した学びの多い視察になりました。
簡単なものになりますが、それぞれの視察のご報告です!
■オーストラリア トゥーンバ市
トゥーンバ市議会議員のみなさんとの交流会やU3A(第3世代大学)など各種施設の視察など充実したスケジュールでした。
トゥーンバ市とは、姉妹都市として外国語指導助手(ALT/小・中学校に配置)の高槻市への派遣、日本からのホームステイを受け入れ、和太鼓などの文化交流が行われています。
しかし、個人的な課題意識としては、姉妹都市交流は人材交流や文化交流がメインで行われてきましたが、やはりせっかく姉妹都市を結ぶのであれば経済交流ができる関係性を築くべきではないかと思っています。
友好を深めるだけでなく、そういった両市にとってさらなる展開が可能な姉妹都市としての在り方を今後は検討していかなければいけません。
■新潟県糸魚川市、長岡市
どちらも消防・防災といったテーマでの視察でしたが、どちらも近年大きな災害があっただけあって防災体制が非常に充実していました。
高槻市は近年はまだそれほど大きな災害が起こってはいませんが、こういった先進市の取り組みを学び被害を最小限に抑えるための備えをしなければなりません。
災害が起こってからでは人命や財産を守れませんので、いまだ大きな被害を経験していないからこその先を見越した防災体制の整備が必要だと思います。
■熊本県熊本市、広島県呉市
全国的に医療費の増大が問題視されており、それは高槻市においても同じ状況です。
特にこの両市においては糖尿病性腎症の重症化予防に力をいれておられ、それらの内容を中心に視察を行ないました。
糖尿病性腎症のステージ早期であれば年間数万円ほどの医療費で済むところ、糖尿病性腎症が重症化し人工透析に移行すると、1人あたり年平均医療費が600万円ほど必要になります。また、重症化してしまうと医療費の問題もありますが、なによりその方の人生にも大きな影響があります。
この両市においてはこれまでの取り組みにより実績として数十人単位で人工透析者数を減らしています。
高槻市でも来年度あたりからこの問題に取り組むような話を聞いていますので、しっかりと効果の出る対策になるよう注視してまいります。