昨日は高槻市の成人式に参加させていただきました。
芥川高校の和太鼓部による壮大な演奏から始まり、新成人代表3名による素晴らしい決意の言葉で式典は締めくくられました。
式典の最後には、高槻市が誇るゆるキャラグランプリ全国9位の「はにたん」と一緒に、謎(?)のゆるキャラが2体現れました。薬物とタバコ撲滅のキャンペーンゆるキャラのようですが、何をするわけでもなく立ち尽くすだけだったので、長い時間スタンバってくれていたことを想像すると、教育委員会は彼らにもう少し仕事を与えてあげてほしかったです。笑
そんなことはさておきまして、新成人のみなさんはこの度は本当におめでとうございます。
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新成人代表の決意の言葉を聞きながら、自分の20歳の頃を思い出してみましたが、ちょうど政治家を明確に志し始めた時期でした。
それまでは髪は明るく染め、授業には適当に出て、毎日友人と遊び呆けていただけのいわゆるただの大学生でした。
でも、政治家という志を見つけてからは、一心不乱に努力をするようになり、そうすると同じ志を持つ仲間が周りに集まり、人生が180度変わっていきました。そして、その7年後には議員に当選していました。
僕自身もそうでしたが、小学校→中学校→高校→大学という一定決められたレールの上を通っていくだけでよくて、自分のアタマで考え、覚悟を持って自分の人生を決める必要なんてなかったですし、多くの方もそうだと思います。
しかし、大学以降は何ひとつ正解のない人生を、自分の判断と責任で歩んでいくことが求められます。
それに気付かず、大学までと同じ受け身の姿勢で社会に出てしまうと、社会や他人に責任を求めてしまう人生を歩んでしまうかもしれません。
だからこそ、新成人のみなさんにはこの20歳という節目をもって、社会一般の価値観や周りのオトナたちの声だけでなく、自分自身の内なる想いや声に対して、真摯に向き合い問い続けてほしいと思っています。
どんな人生を歩めば幸せになれるかなんて正解はありません。そもそも幸せの定義さえもそれぞれで違い、曖昧なものです。
昔読んだ本に書いてあったのですが、人生にはどんな人にでも共通する3つのルールがある、と。
1:人生は1度しかない。
2:人は必ず死ぬ。
3:いつ死ぬかわからない。
この3つのルールが人生の前提になるとすれば、成功するかどうかはさておき、「自らの責任で決め、自らの力で切り拓いていく」という生き方を選ぶほうが悔いのない人生を歩めると思っています。
僕のもとに学びに来てくれている大学生たちにもよく言っているのですが、人生においても、仕事においても「できるかできないか」ではなく「やるかやらないか」です。
そもそもベストな選択なんて存在せず、どこまでいってもモアベターな選択でしかないとすれば、自分で決めたことに覚悟と責任を持つことしかできないはずなのです。
新成人のみなさんにも、ぜひそうした人生を歩んでいってほしいですし、それぞれのカタチの幸せを自らつかみ取ってほしいと心から願っています。