選挙戦4日目が終わりました!
JR摂津富田駅での朝の挨拶からスタートして、昼間は各地でのスポット演説、夜は朝と同じJR摂津富田駅での挨拶で締めました。
各地で演説をさせていただきましたが、「政治家のジレンマ」についての話がおもむろに出てきたので、今日はその説明を。
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高槻市議会議員選挙であれば、2,500票あったら当選できると言われています。
志があるかないかは別として、選挙に出るからには候補者は絶対に選挙に勝ちたいわけです。
そうすると多くの政治家は確実に票を見込めるように、積み上げ方式で票を考えていきます。
「○○団体から200票、○○連盟から100票」のように。
これがいわゆる「組織票」であり、「基礎票」の主なものです。
この組織票を選挙のときに抱えてしまうと、いざ当選して政治の現場に来たときには、それはそれは重くのしかかってきます。
「絶対Aのほうがいいと思うけど、Bって言っておかないと○○団体に次の選挙で応援してもらえないし…」
という思考になるのは必然です。
政治の現場で自身の主張を訴えるためには、選挙で勝たないといけない。
でも、選挙に勝つためには、政治の現場で自身の主張とは違う判断をしなければならない。
まさに「政治家のジレンマ」です。
政治家になる人たちは、決してショッカーのような「高槻を征服してやろう」といった悪の秘密組織ではなく、全ての人がまちをよくしたいと思っている人たちであるはずです。
それなのに、この政治家のジレンマによって、本当にまちに必要だと思うことを公には発信できなくなるわけです。
だから、選挙の勝ち方が重要だと考え、私は「顔の見えない支援者」を作ろうと考えたわけであります。
「政治」と「選挙」を切り分けられるような選挙の勝ち方をすれば、何の気兼ねもなく真に高槻の政治に必要なことを訴えられると思い、これまで必死に政策チラシを市内全世帯に届けてきました。
でも、この戦い方は非常にこわいわけです。蓋を開けてみないと結果がわからないのですから。
ですが、信念を曲げてまで自身の主張と違う判断をするぐらいなら、竹中がわざわざ政治家をやる必要がありません。
だからこそ、期待と不安の中であるべき政治家の姿に向けて挑戦をしているのです。
今回の選挙結果もどういう結果が出るかわかりませんが、私は信じています。
真摯に訴え続ければ、この想いは必ず市民のみなさまに届くはずだと。