選挙4日目。今日でちょうど折り返しが終わりました。
今日は高槻の中でもより地元感の強いJR摂津富田駅で1日中演説をしました。
わざわざ足を止めて聞いてくださる方も多く、演説にも力が入りました。
メールをくださって、わざわざ演説場所まで足を運んでくださる方。
バスを1本乗り過ごしてまで演説を聞いてくださる方。
目に涙をためて「いい話を聞かせてくれてありがとう」とおっしゃられる方。
本当に多くの方々の声援によって、演説をするごとにむしろ元気になっています。
演説では「投票に行くべき本当の理由」や「投票は誰のためのもの?」などなど、いろいろな話をさせているのですが、今日は高槻市に住むみなさんに必ず知っていただきたい【高槻市が抱える重大な課題】について書かせていただきます。
まずは、この【高槻市が抱える重大な課題】を前提にしておかないと、住み良い高槻にしていくために、何から取り組んでいくべきなのかわからなくなるからです。
少し長いですが、ぜひ高槻市民の方にはご覧いただきたいです。
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高槻市は、高槻に住むみなさんが気付いていない課題を抱えています。
それは『近隣市への人口流出』と『高齢化』です。
高槻市は、北摂という関西でも住宅都市として大人気のエリアに立地しています。
それだけ立地に恵まれているはずの高槻市であるのに、実は北摂の中で唯一、急速に人口が近隣市へ流出しているんです。
同じ北摂の茨木市、吹田市、島本町などは人口が増えているのに、高槻市だけが人口減少しています。
しかも、生産年齢人口と呼ばれる子育て世代の人たちが高槻から出て行っています。
近隣市に流出しているということは、本来はそのまま高槻に住んでいてもおかしくなかったはずです。つまり、高槻市は子育て世代に「住み続ける街」として選ばれていないのです。
さらに。
子育て世代が流出することによって、引き起こされた課題があります。それが高齢化です。
高齢化率(65歳以上の住民の人口割合)が高槻市は昨年末時点で27%で、すでに超高齢社会に突入しています。しかも、これは全国平均を上回る早さで進んでいるんです。
ちなみに、隣の茨木市はまだ22%ほど。隣り合った高槻と茨木でこれだけの違いを生んでしまっています。
ただし、間違えてはいけないのは「お年寄りが多いこと」それ自体はまったく問題がなく、むしろ素晴らしいことなんです。
日本全国で高齢化が進んでおり、お年寄りが住みよいまちづくりのために四苦八苦しています。
そんな中、高槻ではお年寄りが住みよいと感じ、住み続けてくださっています。それは本当に素晴らしいことです。
ここで問題なのは、お年寄りが多いことなのではなく、お年寄りが増えていく一方で、若い世代が減っていき「人口バランス」を崩してしまっていることなのです。
私はこの高槻市の根幹に関わる課題を、他の政策よりも優先して真っ先に力をいれて解決しなければいけないと思っています。
このまま子育て世代が減り、お年寄りが増えれば、まず間違いないのは、自治体の収入が減り支出が増えていきます。
そうすれば、いま私たち大人が当たり前に受けている行政サービスの見直しや値上げが行なわれ、子供たちに負担とツケを遺してしまいます。そして、最終的には、高槻が好きで住み続けている私たちにしわ寄せがくることになるからです。
しかし。
これまでの政治家たちは、この課題を解決せずに放置してきました。
『近隣市への人口流出』と『高齢化』に関しては、昨日今日急にポッと出てきたものではなく、前々から予測できていた課題なのです。
なぜ、それを放置してきてしまったのか。それは「票にならない」からだと私は思っています。
多くの政治家が「組織票」という、特定の組織の意思によって投票する人たちによって当選しています。
人口流出をとめようがとめまいが、組織票により当選する政治家たちには関係がありません。
他市へ流出していくのは「組織」ではなく「人」なので、その組織はずっと高槻に存在し続けます。
だから、人口流出しようがしまいがあまり関係がないのです。
むしろ、高齢化が進むほうが選挙に有利な候補者もいるくらいでしょう。
こうして高槻の根幹に関わる「人口流出」と「高齢化」の課題を、これまでの政治家たちは本気では解決してこなかったんです。
シガラミにより、将来にツケをのこしてきた政治家たちに地元高槻の政治を任せておけません。
だから、私は今回の高槻市議会議員選挙に挑戦しました。いますぐに取り組まなければいけない課題がそこにあるからです。
いまの子供たちに胸を張って、いまよりもっと住み良い高槻を受け継いでいくために。
私竹中健は、人生をかけて地元高槻の政治を私たちの手に取り戻すために闘い続けます。
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