活動報告

【6月議会】3日目終了

投稿日 2015年6月30日

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本日、議員になって初めての定例会6月議会の前半戦が終わりました。

1日目:市長の市政方針と議案の説明
2日目:各会派による代表質問
3日目:議案に対する質疑
という日程です。

僕の所属する自民党・蒼政会議員団からも田村議員に会派を代表して質問をしていただきました。

市政方針の大方の部分は、僕が選挙前から持っている問題意識と共有されている部分も多いのですが、正直もっと思い切った政治判断をしていただきたいと個人的には思っています。

「少子高齢化」「人口減少」という高槻が抱える課題について議会や理事者から出てくるのですが、この課題に関しては、高槻は他の市より強い問題意識を持つべきです。
「北摂」という住宅都市として人気の地域において、高槻だけ唯一人口減少(自然減&社会減)が経年的に続き、高齢化も全国平均を上回る早さで進んでいます。特に、子育て世代の減少が顕著です。
全国的に少子高齢化と人口減少が課題ですが、北摂において高槻だけ特段厳しい状況、というのがポイントです。

確かに、他市と比べても子育て世代向けに先進的な取り組みも多く(35人学級や中学校給食など)、これまで問題意識を持って取り組んできていることは評価できます。しかし、それがあまり結果につながっていないという事実を冷静に受け入れ、検証を丁寧に行うべきだと思っています。

事業自体は、挑戦的にどんどん新しいものに取り組んでいくべきです。(もちろん、新しい事業を開始する前の徹底的な議論は必要ですが。)
そして、検証を丁寧に行い、「効果がない」「実績が伴わない」ものがあるのであれば、やり方や内容を見直し、効果を見込めそうなものは再度挑戦し、見込めないものはすっぱりやめればいいんです。

しかし、行政の事業においては、一度予算をつけて取り組み始めたものに対して、それを見直すことを恐れているような気がします。この原因はいろいろありますが、事業立案の際の目標と成果指標の設定が甘いことが大きいと思っています。つまり、事前の目標設定が甘く、事業を検証しようにも、何をどう評価すればいいかわからず、まともに検証できていない現状があります。

例えば、「定住人口増加施策」をいくつか取り組んでいますが、そもそも高槻の定住人口を「いつまでに、人口を何人で、どんな年齢構成にするのか」という定住人口増加における大目標の設定がなされていません。
そもそもこの大目標がなければ、それに付随する各事業の目標や成果指標設定もできるわけがないと思うのです。

もちろん民間と行政で単純には比較できないですが、民間では当たり前にやっていることが行政ではまだまだ弱い部分があります。

目標と成果指標の設定、結果に対して絶対にコミットするという姿勢、そして、丁寧な検証と事業の見直し。

この視点を強く持っていただけるよう、今後の一般質問や委員会での議会活動で訴えていきたいと思います。

ちなみに、6月議会後半戦にあたる一般質問は、7月15日・16日に行われます。
まだ時間は決まっていないですが、僕も一般質問に立たせていただく予定です。

また詳細は決まり次第、追ってお知らせさせていただきます!

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